11月4日、「第8回健康いきいき歌踊祭」が新庄市の市民プラザで開催されました。
今年は、コロナの影響により開催ができるか危ぶまれましたが、市や市民プラザの協力のもと、感染予防対策を行い実施することができました。
新庄市老連では、平成27年に老人福祉施設への慰問活動や、老人クラブが無い地域に会員外の高齢者と歌や踊りで楽しくふれあい交流をする「きらら歌踊団」を結成し活動をしてきました。
毎年開催される「健康いきいき歌踊祭(芸能発表会)」にも毎年出演ており、結成当初は健康体操を発表をしていましたが最近では、団員が学ランやセーラー服を着て『集団就職』を思い出させる時代風景を当時の流行歌に合わせ、ミュージカル風の寸劇で披露するなど、舞台演出に工夫をこらし会場の皆さんを楽しませる活動をして来ました。
きらら歌踊団は、11月17・18日に山形県で開催される予定だった「第49回全国老人クラブ大会」の活動交流部会において、山形県を代表し「演じる活動」に出演を予定していました。
全国大会の大舞台に挑むことになった団員は、新庄市で語り継がれている昔話を題材とした「笛吹き沼の伝説(異聞)」の民話劇に挑戦することにし、大会に向け稽古していましたが、コロナの影響により残念ながら全国大会が中止となったため民話劇の発表ができなくなりました。
しかし、「健康いきいき歌踊祭」で市老連の仲間に発表することに目標を変更し、感染予防対策を充分に行って稽古を続け、今回の発表まで頑張ってきました。
きらびやかな衣装は新庄まつりで使用するものをお借りし、劇中に出てくる船は大工さんだった仲間が持ち運びすることや組み立ての手間などを考慮し、設計して手作りしてくれたものです。
音響や照明にもこだわって舞台を彩ってくれました。
「きらら歌踊団」の民話劇の初披露は大成功!会場からたくさんの拍手をいただきました。
演劇が終わった後は、例年通り「歌や踊りのバラエティー」と題し、各地域から歌や踊りの達人がステージを賑わせてくれました。
会場では、地域の仲間が声援を送ったり、ペンライトで応援したりしていました。
熱烈なファンからの声援に出演者もちょっと照れながら対応している場面もありました。
今回は、「きらら歌踊団」が慰問に行っている施設の入所者も会場に来てくれて、老人クラブの仲間と一緒に応援し楽しいひと時を過ごしました。