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1山菜昆布巻き

昆布巻きは、お正月やお祝い事があるときに調理され、作り置きができるためたくさん作ることが多い。
特に山の恵みをふんだんに使う山菜昆布巻きは、月山のふもとの地域で親しまれている。
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2ひっぱりうどん

 山形内陸地方で主に食べられるうどん料理。茹で上がったうどんをそのまま鍋から引っ張りあげて納豆で食べる。納豆の他にサバの水煮や卵などを入れアレンジして食べることもある。
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3からかい煮

 エイのひれで軟骨部分を乾燥させたものを「からかい」という。山形では棒ダラと並び人気のある郷土料理。ゼラチン質が多いので冷めると煮凝りができ、それを食すのも良い。
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4がっき煮(すじ煮込み)

 山形県新庄市では、牛や馬のすじ肉を「がっき」と呼び、すじ肉やアキレス腱などの部位を酒と醤油で煮込む料理を「がっき煮」という。新庄市ではお盆や新庄まつりの時に作ることが多い。
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5ひょう干しの煮物

 ひょう干しは、畑の隅などに生える野草で、夏に摘んだひょうを茹で、天日干しをして保存する。置賜地域では、冬場に「ひょう干し」や「くきたち干し」などの野草を戻して煮物にすることが多い。
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6打ち豆の冷や汁

 米沢市の郷土料理で、冷たい汁物と思われるが、季節の野菜をお浸しにして、冷たいだし汁をかけて食べる料理である。
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7寒鱈汁(どんがら汁)

 寒鱈汁(どんがら汁)は、日本海の荒波で産卵期を迎えた寒鱈を余すところなく使う漁師料理。
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8納豆汁

 庄内地区では、七福神の大黒様が年を越すとされる「お歳夜」に、焼いたハタハタと黒豆ご飯、納豆汁に豆腐田楽を作り食する。子孫繁栄や「豆に暮らせるように」と願いをこめて作る文化伝承料理。
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9笹巻き

 新しい笹の葉が大きくなる5 月末から6 月にかけて作る笹巻きは、防腐性や抗菌性があるため保存食として県民に親しまれている。
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10しそ巻き

 夏に収穫された青じその保存食の一品。カリッと揚がったしその葉と中の甘味噌が、ご飯との相性バツグンで夏バテ予防にも最適である。
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発行    令和4年3月
企画・著作 きららクラブ山形(山形県老人クラブ連合会)